今回は6点の持ち点を両チームに持って貰ってのスタートとしました。これはタイムアウト時の判定材料にする為です。エスケープを取ると言うことは、きわめて一本勝ちに近いと言うこと、その一本取れるか否かが重要な判定材料とすることがPFCの特徴となっています。

KO、一本、そしてロスト。
反則、減点以外の下手な判定は設けない。プロの世界で食える選手を育てたい。そんな思いでルール作りが整備されております。
さて、今大会はジャクソン道場勢が猛威を振るいました。まだまだルールを考慮すれば上手いタッグチームのタッグワークが生まれると思います。今回参加した方々がこの面白さを是非伝えて貰いたいと思います。また、今回経験したことで、次回に向けて色々と新たな策を講じて進化したダブルバウトがお目見え出来る事を楽しみに来年春にまた開催したいと思います。

そして、第二部はMMAワンマッチAルールorCルールそして、今年よりAにパウンドのPがプラスされたAPルールがセミとメインで登場です。これまではSルールとPルール以外はグランド状態の相手の首から上へのパウンド攻撃が禁止されておりました。が、本年度戦い始めであるPFC.12より双方が認めた場合のみAルールにPの要素が加わりパウンドありAPルールが登場しました。
これにより、増々個々のニーズに応えられるPFCルールと成りました。
PFCはAルールを中心として、様々なルール構成を設けており、これはMMAへの取っ掛かり、裾のを広げる為に考慮し作られております。誰がどのルールならば、スタートしやすいか?は各々のレベルや考えがあります。何れは全てのファイターがAPルールやSルールに対応出来るように段階を踏めて成長して行けるように、PFCではこのような沢山のルールを設けているルール構成となっております。

PFCは“育てる”ことにフォーカスしているMMAイベントです。
PFCはアマチュアを育てる訳ではなく、プロの世界で直ぐに通用する即戦力を育てます。ただプロを育てるだけではなく、プロの過酷な世界でも通用し、ファイトマネーをガッポリ稼げる超一流のプロを育てたいと考えております。
その為には、北海道の格闘シーンを活性化させる必要があり、先にも申し上げたように“競争”が良い意味で無いと長きに渡って遅れを取って来た地方の、北海道からの逆襲にはならないものと考えております。
いがみ合うのではなく、敢えてジムや道場同士がプロ意識を高めた努力に勤しみ、強いファイター選手達を育てて行く。そしてその日頃の成果の発表会としてPFCを活用する。PFCをステップに大きく羽ばたいて貰う事がPFCの存在意義であります。
何かに躊躇して、踏み出せなかったこれまでとは違い、既に新しい皆の自由で頂点まで登る階段が誕生している事に、そろそろ気づいて貰いたいと思います。

PFCは皆の「Dream Ship 」 夢を運ぶ船、夢の船です。
頂点まで夢を運ぶ船として北海道に誕生させました。ルールだけではなく、ランキング、王者、ベルトを創設し、今回は新しくリングを新調しました。このリングはプロレスも出来るスプリングが入れられるタイプであり、クッションやスプリングを調整することで格闘技戦にも両方対応が可能なハイブリッドリングとなっております。今大会も第一部のダブルバウトでは、タッチプレーのし易さを重要視し、3本ロープにて、第二部ではリング外に出にくいように4本ロープへと変更しました。間違いなく北海道で一番の上等な最新のリングが初上陸しました。
このリングは北海道で格闘技を志す皆のリングです。PFCに上がっている皆のリングです。
プロとは発信して行くモノです。

そろそろ皆さん心を一つにして、このPFCのリング、そして自分が志しているMMAに誇りを持ってみては如何でしょうか?!時代は変わりました。もう何かに怯えたり、遠慮したり、躊躇している必要は無いのです。
現在、この場所から大きな夢を抱いて、格闘大航海を一緒にしましょう。
私の今回PFC.12で掲げていたテーマは「PRIDE」(誇り)です。皆の心に火を付けて、そろそろMMAやこのリングに誇りを持って、自信を持って周りのネガティブな意見に負けないように、格闘家なら立ち向かって、自分の夢を力でもぎ取って貰いたいと願って挑みました。
今大会はまた手探りで新しい事に挑戦して前進した大会と成りました。日々、PFCは進化を止めません。選手達もそうだと思います。ならば、PFCが私は皆の援護射撃となり、大きな後ろ盾となり、時には親兄弟のような存在として、この北海道の格闘シーンを盛り上げる仲間、ファミリーとして微力ながら全身全霊で皆をサポートし背中を押して行きたいと日々思ってこの夢の格闘プロジェクトを推進しております。

格闘技が儲からない時代は終わりました。
拳一つで何百、何千、億まで稼げる世界にMMAの世界は成りました。いつまで、何かに怯えて、食わしても貰えない人達のエゴに振り回され、刻一刻と時間が経過して、大事な格闘人生を無駄にするのでしょうか?!私は声を大にして言いました。食える選手を育てようと。ジムや道場がそしてそこの長達が本気で取り組み、強い選手を育てようと。そして自由闘争を繰り返して、真の北海道代表がPFCのチャンピオンがランカーが、中央のチャンピオンやランカーと相見える。それは即ち、PFCがプロ野球で言うところの日ハムに成った証である。日ハムvs巨人戦をやりましょう。巨人の3軍や4軍はもう懲り懲りです。
私はその大きな風穴をこの場所から、選手達が育つ環境を整備して、必ず輩出したいと、そして出来ると信じてこの事業に命がけで、取り組んでおります。
どうか、北海道のMMAフリークの方々、格闘技関係者の方々、そして選手達、目を覚まして、立ち上がって下さい。時代は変わりました。政治、経済、世の中がもの凄い勢いで変わっているのに、格闘技界が変らないのもおかしな話です。
第一部も良かったですが、第二部のMMAワンマッチも大変スリリングで盛り上がりました。毎回私は言っていますが、北海道はやれるんです。
あとは、意識を高めて、競争を激化して、技術革命を起こし、中央に殴りこみをかける。
北海道から食えるプロを育てたい。その為に我々運営側は日々環境整備し、継続持続可能な魅力溢れるイベントを創像して参ります。
しかしながら、この事業は選手有りき、選手がやる気になって貰わなければ、スクラムは組めず、魅力は半減します。
選手達がこのシンドイ格闘技と言う競技を継続持続させる為には今現在最低限の周りの理解が必要と考えます。その為のイベントがPFCであり、各種ソーシャルメディアへの露出、ポスター、DVDや各種セールスグッズに力を入れて制作しているのも皆の周りの理解者を増やす為です。

PFCは選手達をチケット売りにするつもりはありません。強くなって売れてくれたらチケットは自然に売れますから、でも今現在誰も知らない無名で、そしてUFCなどの世界最高峰のイベントから見たら、下の下の底辺のイベントであるPFCに参戦している選手達が少なくとも日本の中心にある中規模なイベントに上がる選手達に負けないように成るためには、最低限の周りのサポート、理解が無ければ、向上心ある者の更なる練習に集中する環境を作って行くことは難しいと考えます。
そこで、我々の創る手がける環境を活用し、選手達は自ら自分の環境整備をする必要もあると私は考えております。
やるも自由、やらぬも自由ですが、PFCに関わる選手スタッフが日々笑顔が絶えない素晴らしイベントに成長して来ている現在、そろそろ関係する、選手達も動き出して貰いたいと切に願います。
無かった時代は終わり、今現在はPFCが「有る」 んです。大船に乗ったつもりで、大航海の準備をして下さい。あの超一流のプロ、猛者達が待つ大海原に何時でも出航出来ます。
選手達よ“PRIDE” を持て、旅の支度を怠るな。PFC.13へ続く